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猫の飼い主にとって【はらはらする】恐怖の腎臓病を予防するには?

いつも一緒にいる愛猫にはいつまでも元気でいてほしいですよね。

そのためには、若い頃から腎臓のケアをすることがとても大切です。

それは猫の死亡率が高いと言われる飼い主にとっては愛する猫を失うかもしれない恐ろしい病気、腎臓病を予防するためです。

若い頃からケアすることで、猫の死亡率が高くなる恐い慢性腎臓病を予防し、進行をおさえることが可能になります。

そもそも猫になぜ腎臓病が多いかというと、生理的な理由と、食生活による理由が考えられています。

生理的な理由としては、猫の祖先はもともと砂漠地帯に適応している動物で、水をあまり飲まなくても生きていけるようになっていました。

そのため、腎臓が非常に濃縮された尿を作ることができるようになっており、そのことで腎臓に負荷がかかりやすくなってしまっているのです。

食生活による理由としては、ペットフードが長期保存の観点からドライフードが主流となっており、水分摂取が少なくなりがちです。

これが腎臓に負担をかけてしまい、慢性的な脱水症状を引き起こしてしまうことがあるのです。

腎臓を守るために大切なこと

腎臓を守るためには以下のことが大切となります。

・水分摂取を促すこと

・適切な食事管理・体重管理をすること

・定期的な健康診断をすること

・ストレスを減らすこと

・薬剤や猫にとっての毒物の管理を徹底すること

水分摂取を促すためには?

常に新鮮な水を用意することが大切です。水が飲まない猫のためには、自動給水機で水に動きをもたせて「これはなんだ!?」と興味を引きましょう。

複数の場所に水を設置すると水を飲む機会が増えるため、水分摂取を促すことができます。

また、ドライフードだけではなく、ウェットフードを与えたり、猫用スープや少量の水で食事をふやかすことで腎臓への負担を減らすことができます。

適切な食事管理・体重管理をするためには?

腎臓の数値が気になってきたり、猫が高齢になってきたらタンパク質・リン・ナトリウムが制限された腎臓サポート食を選択し、塩分の多いおやつは避けるのがいいでしょう。

肥満は腎臓に負担をかけるため、適切な体重維持をすることが大切です。

食事量を適切に測り、過剰摂取を防ぎ、パッケージに書かれている推奨量を参考にし、猫の体重に応じて調整しましょう。

肥満を防ぐためには運動できる環境を整えてあげることも大切です。

キャットタワーやおもちゃを用意し、猫とのスキンシップの時間を増やしてあげることで、運動不足を解消できます。

また、フードの量だけではなく、定期的に体重を測定してあげることで急激な体重の増減に早期に気づくことが可能となります。

定期的な健康診断をしよう

人間であっても猫であっても自身の健康状態を知ることはとても大切です。

重大な病気の早期発見につながることがあり、早く対策をすることができるようになります。

血液検査・尿検査を年に1~2回(特に7歳以上の高齢猫)受けることで、腎臓の状態を把握することができます。

SDMA検査(対称性ジメチルアルギニン検査)は早期の腎機能低下を検出できるため、推奨されることがあります。

ただし、まだ新しい検査項目のためデータが少なく、この数値だけでは腎機能を評価することは難しいため、総合的に評価していくことが大切になります。

ストレスのない快適な環境を与えてあげよう

猫が安心して暮らせるように静かで安全なスペースを与えてあげましょう。

キャットタワーや隠れ家を用意してあげると安心感が得られます。

窓の外を眺められるようにすると猫の退屈な時間を減らしてあげることができます。

また、一定の時間を設けて猫と遊んであげることで運動不足が解消するだけでなく、ストレス解消にもつながります。

猫はとてもきれい好きな生き物なので、トイレが汚いとストレスが溜まってしまいます。

トイレは安心できる静かなところに設置して、こまめに掃除してあげるようにしましょう。

猫には薬剤を触らせないように気を付けよう

人の薬は当然ながら人の体重あたりで用量が決まっているため、猫にとってはとても危険。

触らせたり、近づけないようにしないといけません。

また、殺虫剤などにも腎毒性があるため、特に虫が多い夏場は十分注意する必要があります。

猫は腎臓の病気などで弱っていることを隠すため、「ちょっと元気がない気がする」や「水を急によく飲むようになった」などの変化を見逃さずにすることが大切です。

これらのことを心がけて愛猫とはできるだけ健康的で長く、一緒にいたいですね。

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