甘噛みだと思ったら本気?血が出て焦った…そんな時のために、猫に噛まれた時の正しい対処法をまとめました。
いきなりガブッ!と噛まれるとびっくりしますし、ちょっと怖いですよね。でも、落ち着いて正しい処置をすれば大丈夫です。
この記事では、噛まれた時の応急処置や、その後に気をつけたいことを詳しく紹介します。
猫に噛まれたら、何故甘く見ちゃいけないの?
実は、猫の口の中には多くの細菌がいて、噛まれたところから感染症が広がってしまうことがあります。
猫ひっかき病やパスツレラ症など、思いがけないトラブルに繋がることもあるので、きちんとケアすることが大切です。
- 傷口が深くて出血がなかなか止まらない
- 赤く腫れて熱を持っている
- ズキズキした痛みが続く
- 数日たっても腫れや痛みが引かない
- 発熱やリンパの腫れなど、全身症状が出ている
こういった症状がある場合は迷わず病院へ!
体調が悪化しないうちに、早めに診てもらうことが大切です。
猫に噛まれたら、まずやるべき応急処置
まずは落ち着いて傷口を洗いましょう。
痛みがあっても焦らず、傷口の中を押し出すイメージで流水で10分以上しっかり洗い流すことが大切です。
これだけでも感染予防になります。
もし近くに水道がないときは、ペットボトルの水などを使って、とにかくすぐに洗い流すことを優先してください。きれいな水なら何でも大丈夫です。
洗い終わったら、清潔なタオルやガーゼで水気を拭き取ります。
必要に応じて、消毒や絆創膏で保護しておくと安心です。
また、噛まれた部位を心臓より高い位置に保つと、腫れを抑える効果が期待できます。
なるべく早めに病院へ!安心のために
手や指を噛まれた場合は、関節や腱にまで細菌が及ぶと治療が長引くことがあります。
特に関節の近くを噛まれた時は傷が深くなりやすく、関節や骨にまで影響が及ぶリスクが高いと言われています。
早めの受診が重症化を防ぐため、迷わず病院で診てもらいましょう。
受診する科ですが、皮膚科や外科を受診するのがおすすめです。
病院によっては外傷外来や、形成外科でも対応してもらえることがあります。
不安な時は、かかりつけ医や近くの病院に相談してみましょう。
受診の際には、以下のことをできるだけ詳しく伝えましょう。
- 噛まれた日時(いつ噛まれたか)
- どの部分を噛まれたか
- どんな状況で噛まれたか(遊んでいた時、怒っていた時など)
- 自分でどんな処置をしたか(洗った、消毒したなど)
- 猫の健康状態(飼い猫なら予防接種の有無など)
これらの情報があると、適切な治療やアドバイスを受けやすくなります。
まとめ:大切なのは焦らず落ち着いて
猫に噛まれた時は、まず落ち着いてしっかり洗い、なるべく早めに病院を受診することが大切です。
受診時に伝える情報もあらかじめまとめておくと安心です。
噛み方によってケアの注意点も少し変わります。
甘噛み程度なら基本のケアで十分なことが多いですが、本気噛みや恐怖からの噛みつきは深い傷になりやすいので、迷わず病院に相談してください。
「猫に噛まれたら怖い…」と感じるかもしれませんが、焦らず順番にやれば大丈夫。
無理をせず、迷った時はすぐに病院へ相談するのがいちばんです。
ちなみに、猫に噛まれた時の応急処置や病院受診のポイントをまとめてきましたが、
普段から“噛み癖”をどうやって予防・対処するかもとても大切です。
おまけ:噛み癖のある猫ちゃんとの付き合い方
- 噛むのには、ストレスや退屈など猫なりの理由があるかも
- 猫じゃらしなどのおもちゃを使って、手を直接使わない遊び方にする
- 噛まれても大声で怒らず、そっとその場を離れる(無視も大事)
- 安心できる居場所を増やすなど、環境を整えてあげる
- 多頭飼いの場合は、相性や縄張り意識も関係することがあるので注意
猫にも噛む理由があって、飼い主さんが少しずつその気持ちに寄り添うことも大事だと思います。
焦らずに、お互いのペースを見つけながら過ごしていけたらいいですね!
