猫の肥満は病気のリスクを高める
猫の肥満は、糖尿病や尿石症、心臓病、関節疾患など、
さまざまな病気のリスクを高めます。
また、遊びや運動が嫌いになったり、
全身の毛づくろいがしづらくなったりして、
猫ちゃんの健康に悪影響を及ぼします。
猫の理想体型は「上から見たときに腰に適度なくびれがある」
猫の理想体型は、上から見たときに腰に適度なくびれがある状態です。
触った時に僅かな脂肪に覆われている肋骨を感じることができる程度が理想的です。
肥満の原因は遺伝的要因だけでなく、飼育環境も影響する
猫の肥満の原因は、遺伝的要因だけでなく、
年齢に比例した運動量の低下、飼育環境などが複合的に絡み合っています。
定期的な体重測定と食事管理が重要
猫の体重管理には、定期的な体重測定と食事管理が重要です。
体重測定は、週に1、2回、食前などの条件を決めて行うとよいでしょう。
減量を急激に行うと、筋肉量が減って代謝が下がり、
思ったように減量が進まないことがあります。
また、猫では急激な減量は
「肝リピドーシス」という命にかかわる病気を引き起こすリスクがあるので、
獣医師の指導のもと、継続的にモニタリングを行いながら安全に体重管理を行いましょう。
健康的な体重維持には「タンパク質」「脂質」「食物繊維」に注目
食事管理では、給与量表を参考にしながら、
猫の個体差や生活習慣に合わせて、適切なカロリー量を調整しましょう。
また、フードは「総合栄養食」をメインに、含まれている栄養素や特徴に注目しましょう。
例えば、猫は完全な肉食動物のためタンパク質の要求量が大きいので、
タンパク質源に動物性のタンパク質をメインに使用した総合栄養食がおすすめです。
減量期の体重管理の際は、脂質を控え適度な食物繊維を配合しているフードや、
食後血糖値の上昇に配慮して炭水化物源にもこだわっているフードがおすすめです。
体重管理で困ったらペット栄養ケアサポートを活用しよう
体重管理で困ったら、ペット栄養ケアサポートを活用するのもおすすめです。
獣医師の資格を持った専属のコンサルタントが、
猫ちゃんにとって最適な体重管理を行うためのアドバイスを提案してくれます。
猫ちゃんの健康のためにも、適切な体重管理を行いましょう。