猫のしっぽは、感情を表現する重要な体の一部です。しっぽを振ったり、
左右に動かしたり、あげたり下げたりするなど、さまざまな動きで、猫の気持ちを表します。
その中でも、猫のしっぽが太くなると、どのような意味があるのでしょうか。
また、飼い主として、猫がしっぽを太くするときにできることはあるのでしょうか。
ここでは、猫のしっぽが太くなる理由と、飼い主ができることを解説します。
猫のしっぽが太くなる理由
猫のしっぽが太くなる主な理由は、以下の2つです。
- 毛根の周りの立毛筋が収縮する
- 尾腺が膨らむ
毛根の周りの立毛筋が収縮する
猫のしっぽの毛は、毛根の周りに立毛筋という筋肉があります。
この筋肉が収縮すると、毛が逆立ち、しっぽが太く見えます。
この現象は、猫が何かに恐怖を感じたり、威嚇したりしているときに起こります。
また、興奮しているときや、遊んでいるときにも見られます。
尾腺が膨らむ
猫のしっぽの根元には、尾腺と呼ばれる皮脂腺があります。
この腺は、猫の体臭を出す役割をしています。
尾腺が膨らむと、体臭が強く出やすくなります。
これは、猫が縄張りを主張したり、他の猫を威嚇したりするときに見られます。
飼い主ができることは
猫がしっぽを太くするときに、飼い主ができることは、以下のとおりです。
-
周囲の状況を確認する
猫がしっぽを太くしているときは、周囲に何か恐怖を感じるものや、威嚇するものがないか確認しましょう。
-
猫の様子を観察する
猫のしっぽの動きや、その他の行動を観察することで、猫の気持ちを理解することができます。
-
猫を落ち着かせる
猫がしっぽを太くして落ち着きがない場合は、抱っこしたり、撫でたりして、猫を落ち着かせてあげましょう。
まとめ
猫のしっぽが太くなる理由は、主に2つあります。
- 毛根の周りの立毛筋が収縮する
- 尾腺が膨らむ
飼い主は、猫のしっぽの動きや、その他の行動を観察することで、
猫の気持ちを理解し、適切な対応を取ることが大切です。