私たち人間が普段食べるものの中には、猫が食べてはいけないものがあります。
この記事では、猫の命を危険にさらす食べ物5つをご紹介します。
猫は真性肉食動物です。
そのため、人間が食べるような野菜や穀物類は、
消化や吸収がうまくできず、体に悪影響を及ぼす可能性があります。
野菜や穀物は餌としては出してはいけません。
ほかにも人間が食べるもので猫が食べてはいけないものがあるので
ご紹介します。
猫が餌として食べてはいけない食べ物5つ
タマネギ・長ネギ・ニンニク・ニラ
タマネギや長ネギなどのネギ類、ニラ、ニンニクには「アリルプロピルジスルフィド」という成分が含まれています。
この成分は、猫の赤血球中のヘモグロビンを破壊し、貧血を引き起こす可能性があります。
たとえ少量でも、猫がタマネギ類を食べてしまうと、
貧血の症状が出てしまう可能性があるため、絶対に与えないようにしましょう。
チョコレート・ココア・コーヒー
チョコレートやココア、コーヒーには「テオブロミン」という成分が含まれています。
この成分は、猫の体内に蓄積されると、嘔吐や下痢、発熱、けいれんなどの症状を引き起こす可能性があります。
特に、ダークチョコレートにはテオブロミンが多く含まれているため、注意が必要です。
ブドウ・干しブドウ
ブドウや干しブドウには、猫の体にどのような影響を与えるかまだ完全には解明されていない成分が含まれています。
しかし、猫がブドウや干しブドウを食べてしまうと、
急性腎不全を引き起こす可能性があるため、絶対に与えないようにしましょう。
生の魚介類・甲殻類
生の魚介類や甲殻類には、猫の体内に吸収されにくい「ビタミンB1」を分解する酵素が含まれています。
そのため、猫が生の魚介類や甲殻類を食べてしまうと、
ビタミンB1欠乏症に陥り、後ろ脚の麻痺などの症状を引き起こす可能性があります。
生の魚介類や甲殻類を与える場合は、必ず加熱調理してから与えるようにしましょう。
生卵(白身)
生卵の白身には「アビジン」というタンパク質が含まれています。
このタンパク質は、猫の体内で「ビオチン」という栄養素の吸収を阻害します。
ビオチンは、皮膚や被毛の健康維持に欠かせない栄養素です。
そのため、猫が生卵の白身を食べ続けると、
皮膚炎や脱毛などの症状を引き起こす可能性があります。
生卵を与える場合は、必ず加熱調理してから与えるようにしましょう。
まとめ
猫は私たち人間とは食性が異なるため、人間が食べるような食べ物を与えてはいけません。
猫の命を守るためにも、猫が食べてはいけない食べ物には注意しましょう。